(敬称略)

各企画案内

■■8月20日(金)■■

【全体会】 10:00-10:15 

開催挨拶:若林靖永(京都大学経営管理大学院経営研究センター センター長・教授/CIEC会長理事)
主催者挨拶:中森一朗(全国大学生活協同組合連合会 専務理事)
司会:中村泰之(名古屋大学/CIEC副会長理事)

【基調講演 1】10:15-12:00

進む教育の「個性化」– 学習パラダイムのさらなる促進と高まるICT 利用を踏まえて –
溝上慎一(学校法人桐蔭学園理事長/桐蔭横浜大学教授・学長)

小学校から大学までの全学校種で、アクティブラーニングや主体的・対話的で深い学び、探究的な学習・PBLなど、学習者主体で構成主義的な学習パラダイムへの転換が進められている。コロナ禍とともに始まったGIGAスクール構想、オンライン学習はこれまでのICT利用をいっそう加速させるものである。当日は、この教育の展開を学習者の「個性化」の観点からまとめ、関連するさまざまな教育的取り組みを位置づけ、10年後の教育・学習を展望する。

創造性の民主化時代 – 21世紀を躍動させる“プレイフルSTEAM”の哲学 –
中島さち子((株)steAm 代表取締役社長/音楽家/数学研究者/STEAM 教育者)

変化が激しい今、学び方働き方生き方が問われ直している。世界ではSTEM/STEAMによる学び変革が躍動しているが、キーワードはやはり探究型・実践型・教科等横断型であり、「科学者のように考えエンジニアや芸術家のように創る」探究姿勢や誰しもに眠る創造性や創造の歓びを開くことが重視されている。本講演では,近年の国内外の多様なSTE(A)M探究事例と底流に流れる思想を紹介する。

【シンポジウム 1】13:30-15:30

2030年のニューノーマル:新たな教育・学習を語るキーワードから未来を描く

パネリスト
  • 溝上慎一(学校法人桐蔭学園理事長/桐蔭横浜大学教授・学長)
  • 中島さち子((株)steAm 代表取締役社長/音楽家/数学研究者/STEAM 教育者)
  • 伊藤羊一(Zホールディングス株式会社 Zアカデミア学長/武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長)
  • 司会 若林靖永(京都大学経営管理大学院経営研究センター センター長・教授/CIEC会長理事)

2021PCCのテーマは「ニューノーマル時代の教育・学習」。言うまでもなく、テーマの背景にあるのは、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大です。ただし、「ニューノーマル」という言葉に、現在の危機を乗り越えると同時に、明るい未来を作り出そうとする決意を、私たちは込めています。さて、教育・学習の“明るい未来”をどう描いていくか? このシンポジウムでは、教育の最前線で活躍中のパネリストたちが提案する「新たな教育・学習を語るためのキーワード」を起点に議論を始めます。そして、「2030年のニューノーマル」を意識しながら、教育・学習の“明るい未来”を構想してみたいと思います。

■■8月21日(土)■■

【基調講演 2】10:00-11:00

テクノロジーが広げる外国語学習の一歩先 〜 STEAM につながる学びの可能性 〜
岩居弘樹(大阪大学サイバーメディアセンター・教授)

わたしは長年iPadや様々なオンラインサービスを活用したドイツ語授業をやってきましたが、近年特に力を入れているのが「複言語学習」。短期間で5〜10言語を学ぶこのチャレンジは一見STEAM教育とは無関係のように思えますが、そこにはいろいろな共通点が!大学での授業や小学6年生のクラスでの実践事例など、Technologyを使った外国語学習の試みをご紹介しながら、「探究」の一歩先を考えたいと思います。

【シンポジウム 2】13:30-15:30

「探究」の一歩先へ ~STEAM教育を考える~

パネリスト
  • 岩居弘樹(大阪大学サイバーメディアセンター・教授)
  • 中島さち子((株)steAm 代表取締役社長/音楽家/数学研究者/STEAM 教育者)
  • 紺谷正樹(元:中学校技術科教員/現:群馬大学教育実践センター講師)
  • 木村優里(明治学院大学・助教/東京学芸大こども未来研究所)
  • 司会 興治文子(東京理科大学教育支援機構教職教育センター・准教授/CIEC副会長理事)

「探究」がキーワードとなった新学習指導要領が段階的に実施されている。Society5.0の新時代に求められる資質・能力を育成するためにSTEAM教育が推進されているだけでなく、コロナ禍を背景に加速されたGIGAスクール構想の実現、経済産業省「未来の教室」など、ICTを活用した新たな学びが求められている。2日目の基調講演およびシンポジウムでは、分野を越境して生徒が探究的に学べるような教育の在り方について議論する。

【CIEC団体会員発表セッション】 11:15-13:15

11:15-11:20 開催挨拶
(1)11:20-11:45 株式会社ナレロー
(2)11:50-12:15 日経BP
(3)12:20-12:45 株式会社オデッセイコミュニケーションズ
(4)12:50-13:15 株式会社TRYWARP

(1)株式会社ナレロー
「MS Officeスキル測定と最適な学習環境の実現」

MS Officeの操作スキルは、大学の新入生にとって必須のスキルです。ところがこのスキルは個人差が大きく、多くの教職員の皆様は一斉指導では無理無駄を感じています。近年、スマホ世代が入学しパソコンに不慣れな新入生が増加しており、スキルの低下が懸念されています。コロナ禍の影響で対面での指導が制約されており、自学自習へのニーズが高まっています。
ナレローCAT(コンピュータ適応型テスト)およびCAL(同ラーニング)は、MS Officeスキルを測定し、その結果に応じて最適な学習環境を提供します。
“CAT(テスト)により学習者が自身の能力を把握→CAL(ラーニング)により能力に応じた最適な学習→CAT(テスト)により学習の成果を確認”というサイクルで効率的かつ効果的にスキルが身に付きます。

(2)日経BP
「必携パソコン活用とオンライン授業を支える『日経パソコンEdu』のご紹介」

新型コロナウイルス感染拡大により、オンライン授業、または対面・オンラインのハイブリッド型授業への転換が一気に進みました。Officeソフト利活用や情報モラルなど従来必要とされていたPC基礎スキルに加え、これからの新入生には、オンライン授業を受講するためのスキルも必須となります。さらに1人1台端末がますます進んでいく中で、ノートの取り方、著作権に関する内容など、新入生が学ぶべきICTスキルも変化してきています。日経パソコンEduでは、新入生向けのPCスキル、オンライン授業受講ノウハウ、ICTリテラシーの向上をサポートする「パソコン&オンライン授業活用読本」の提供により、学生のスキル向上、新入生向けPC講座の構築を支援します。コロナ禍で変容を迫られる大学に、日経BPでご提供するソリューションのご紹介です。

(3)株式会社オデッセイコミュニケーションズ
「MOS、統計検定CBT、ビジネス統計、ヤマハネットワーク技術者試験の学内・団体試験」

様々な分野でデータの利活用が求められるようになり、統計学や情報学の基礎知識は文理問わず、習得すべき能力の1つと言えます。今まで紙で実施されていた統計検定が今年度以降CBT方式のみに切り替わります。統計検定CBT方式試験をはじめ、当社で実施運営しているMicrosoft Office Specialist(MOS)、ビジネス統計スペシャリスト、ヤマハネットワーク技術者認定試験の試験概要、学内PCを用いた試験や団体受験の実施方法、オンライン研修についてご案内いたします。

(4)株式会社 TRYWARP
「オンラインも可能!あなたの大学の大学生への最適なパソコンサポート方法を大診断!」

あなたの大学の新入生は大丈夫?パソコンが苦手なため、大学生活の様々な場面で不安になったり苦労することが大学生にはたくさんあります。そんな時こそ、TRYWARP の「PCサポーターズ」の出番です。新入生にとってちょっと先輩で、同じ不安を乗り越えてきた PCサポーターズが、学生だからこそのお悩み事に対して、徹底的に寄り添います。この度、パソコン最短学習システム「習うのコレダケ®」を独自開発するなど、フルオンラインで全国の学生の不安を解消できるようになりました。レポートや課題、実習や就活、卒業論文など、パソコンを使いこなすことが求められるあらゆる学生生活をサポートします。パソコンは売っているけど、困っている時に助ける体制が弱い、規模が小さくてきめ細かいサポートができない、地方だからサポート事業者からの支援が受けづらいなど、様々な大学の方々のお悩みを解決する私たちのサポートプランをご紹介します。

■■8月22日■■

【セミナー1】10:00-11:30

「CIEC会誌『コンピュータ&エデュケーション』に採択されるために:Dos and Don’ts」

パネリスト
  • 寺尾敦(青山学院大学) 
  • 村上正行(大阪大学)
  • 片平昌幸(秋田大学)

『コンピュータ&エデュケーション』にご投稿いただいた論文は、減点ではなく加点、よいところがあれば掲載に至るよう審査をしております。しかし、査読をしていますと、少しご注意いただければ、修正が少なくなり、掲載までの道のりがもっと容易になったであろうと感じることがしばしばあります。本セミナーではそうしたDos and Don’ts(べし・べからず)についてお話しします。

■■8月23日■■

【セミナー2】10:00-11:30

2021年度、大学生の学習環境はどう変わったか

パネリスト
  • 高瀬敏樹(市立札幌旭丘高等学校)
  • 木村修平(立命館大学生命情報学科)
  • 司会 松葉哲史(工学院大学学園生活協同組合)

コロナ禍になり、急速にオンライン化が進み、学生の学び方も変わってきた2020年。2021年度大学入学生は、高校でのオンライン授業も経験した上で入学してきたが、入学時学ぶために何が必要であったと考えていたのか。 高校でのオンライン授業の経験は、大学入学時にどう影響を与えてきたのか。また迎える大学側もどう準備をしてきて、入学生に向けてアナウンスをしてきて、入学生はどう感じて準備をしたのか 大学における学びの変化を「大学入学」を中心に、大学生協の新入生向けパソコン販売の結果も踏まえながら多角的に議論し、一昨年、昨年と比較してどう変わってきたか、2022年度の大学入学生はどんな学習環境を求めていくのかを、考えていきたい。

【セミナー3】13:00-14:30

オンライン講義と電子コンテンツの親和性と教育効果

パネリスト
  • 瀬良兼司(京都橘大学経営学部 講師)
  • 金子瑞歩(京都橘大学 3回生)
  • 北川裕成(京都橘大学 3回生)
  • 梅山衣(京都橘大学 3回生)
  • 出貝裕子(宮城大学看護学群 准教授)
  • 大原帆加(宮城大学看護学群 3年生)
  • 藤橋葵(宮城大学看護学群 3年生)
  • 司会 深谷和規(大学生協事業連合DECS事業推進課 次長)

このセミナーではオンライン講義下で電子コンテンツを使用した授業を計画した教員と、それを受講した学生双方が登壇し、教員の狙い通りの受け止めがされたのか、実際に対面授業と違い苦労した点を明らかにしつつ、どの教育効果を会場とともにディスカッションしていきます。

■■8月21日(土)■■

【イブニングセッション】18:00-20:00

(1) 外部でも使えるGoogleフォームとMicrosoft Formsのオンラインテスト
~作り方と特徴比較と使い方~

主催者:小川 健 (専修大学 経済学部・准教授)

多くの大学では使うLMSにオンラインテストは縛られてしまい、大学がLMSを変える度にオンラインテストが作り直しになり、非常勤先など複数の大学で勤務すると大学毎にLMSが違うのでオンラインテストの作り直しを余儀なくされる。しかしGoogleフォームとMicrosoft Formsは近年個人アカウントでも使えるようになり、しかも共にアンケートフォームがベースのため事前に正解を設定しなくても後から解答設定・修正しての採点・通知も可能である。内部アカウントに限定することで本人確認や添付ファイルの提出など内部アカウントに限定する強みもある。両者には特性の違いがあり、例えば一斉受験にはMicrosoft Formsの方が向き,Googleフォームはその問題傾向のドリルとしての提示やタイマーのアドオンを付けてのオンデマンド受験に向くなど、特性比較を紹介する。また、従来問題群のランダム化が難しかった両者だが、「運命の扉」方式など手法も紹介予定である。

(2)セキュリティインシデントの「被害者」ケアについて、一緒に考えませんか?

主催者:山田 夕子(社会医療法人愛仁会 公認情報セキュリティ監査人補)

セキュリティ対策の製品は各種売られており、IPAをはじめとした団体が「被害に遭わないための啓発」を行っており、企業も自社の被害防止に各種対策を講じている。セキュリティ監査もその一つに含まれます。

しかし、あちこちを見渡しても、企業による情報漏洩被害、SNSからの情報漏洩、身近にいる人からの情報漏洩、マルウェアに感染し被害を広げてしまった等の当事者の支援をする仕組みにはあまり出会えません。もちろん、学校では教員が、企業では社員がそれぞれ力を尽くしているが、そこから漏れてしまう人はどうでしょう?

本企画には、特別な知識やスキルは必要ありませんが、「自分が被害者になった時に、どのような支援が欲しいか」という視点で意見を出しながら、支援モデルの「萌芽」的な何かを描き出せればと思います。

なお、開催2週間前をめどに、いくつかの参考資料を呈示したいと思います。

(3) CIECサタデーカフェ拡大版 〜みなさん!「GIGAスクール構想」順調ですか?〜

主催者:平田 義隆(京都女子中学校高等学校・CIEC小中高部会代表)
共催者:CIEC小中高部会世話人

4月からGIGAスクール構想により多くの小中学校で一人1台端末が配付され、高等学校でもその動きが見られています。しかし、いきなりPCやタブレットがたくさんやってきて、どうすればよいか悩んでおられる先生方もおられるのではないでしょうか。そこでCIEC小中高部会では、このイブニングセッションでGIGAスクール構想について気軽に話し合う場を設けることにしました。「いま●●で悩んでいます」や「導入されたけどなかなか上手くいきません」などのお困りごとをはじめ「こんな使い方ができますよ」や「うちの学校ではこうして活用しています」などのアドバイスもお聞きできればと思っています。4月からスタートしましたCIECサタデーカフェの拡大版として開催し、みなさんで気軽に語り合いたいと考えています。ご興味のある方はぜひご参加ください。

(4) Zoomハイブリッド中継の経験について情報交換をしましょう

主催者:筒井 洋一(京都工芸繊維大学非常勤講師)

Zoomを授業や数名のオンライン会議で使うのは難しくありません。しかし、リアル会場からオンライン配信しようとすると、一気にハードルが上がります。未来の学びがリアルとオンラインの融合にあるとすれば、両者をつなぐZoomハイブリッド中継は未来の先取りと言えます。

2016年1月から、現在の形になったZoomは、コロナ禍前から、オンライン参加者だけの「完全オンライン中継」にとどまらず、リアルとオンラインをつなぐ「ハイブリッド中継」も始まってきました。会場毎に機材が違い、参加者も多いと、配信する際にはいつも四苦八苦します。

本セッションの主催者は、授業以外に、学会、団体、企業などのオンラインイベントのZoom中継にも携わっていますが、その経験についてお話しします。

本セッション参加者と、Zoom中継の経験を元に、中継の手法・機材について相互に意見交換しましょう。